本シリーズは Patisco のデモアカウント「鼎立」を使っています。掲載している画面とデータはすべてシステム上で実際に操作して生まれたもので、買い手とサプライヤーのやり取りも含め、作り物の画面ではありません。人物と会話は演出で、イラストはイメージです。画面はシステムの中国語表示のものですが、Patisco は日本語でもご利用いただけます。
物語の時間:開幕初日、午前 10 時 20 分
目立たないブース
阿美が足を止めたブースはとても小さく、テーブルが一つ、人が二人、それにチェーンが一列あるだけでした。
阿美は 11 速チェーンを手に取り、照明にかざしてくるりと回し、外プレートの面取りを指でなでました。仕事が細かい。
「月の生産能力はどれくらいですか?」
「仕様によります。少量でもお受けしますよ。」ブースの若い営業担当が名刺を差し出します。「うちは二代目で、直接輸出をもっと増やしたいと思っているんです。」
阿美は名刺を受け取りました。鼎立のチェーンはずっと宏泰チェーンから買っています。付き合いは十年、担当の張さんはとてもいい人です。でも林社長は何度も言ってきました。どんなものでも仕入れ先が一社だけというのは、運に賭けているのと同じだ、と。
帰り際、相手の営業担当が何気なく言いました。「そういえば、来年アルミの価格が上がるらしいですよ。鍛造品は早めに準備されたほうがいいです。」
阿美はノートに書き留め、横に小さな感嘆符を描きました。
会社に戻ってから
展示会でいちばん疲れるのは、四日間立ち続けることではありません。戻ってからです。
以前なら、阿美のバッグには三十枚あまりの名刺が入っています。会社に戻って最初の一週間で、名刺を一枚ずつ Excel に入力し、メールを書いてカタログや価格表を頼みます。返ってくるのは PDF、Excel、LINE の写真と、形式はばらばら。三週間後に比較しようとすれば、五社分のデータを一つの表にまとめ直さなければなりません。

そして展示会で書き留めた「アルミの価格が上がる」は、ノートのどこかのページに残ったまま、本当に値上がりするその日まで思い出されません。
Patisco でのやり方
サプライヤーを招待する。
〔取引先〕の販売者管理で、阿美はこの「晟達チェーン」を追加し、詳細ページを開いて〔招待リンクを作成〕を押し、あいさつをひとこと添えて相手の営業担当に送ります。
相手が承認すると、一覧の状態が「承認済み」に変わります。〔名刺を表示〕を押せば相手が自分で入力した会社情報が見られるので、阿美がもう一度打ち込む必要はありません。

相手のカタログを直接見る。
相手がカタログを鼎立に共有すると、阿美は〔ダッシュボード〕上部の〔売り手の製品ページ〕で見られるようになります。どのサプライヤーのカタログも同じように探しやすく、品番の検索、カテゴリの絞り込み、価格帯の確認ができます。価格や在庫が見えるかどうかは、相手が鼎立に設定した取引条件に従います。

比較するとき、五社の PDF を一つの表に打ち直す必要はもうありません。見えているのは、相手のシステムにある今のデータです。
気になるものは、まず引合いを一枚送る。
気に入った品目をカートに入れて〔見積依頼を作成〕を押すと、システムが引合いの下書きをすぐに作ってくれます。阿美が確認してから送信します。その後のやり取りは、すべてこの書類の上で進みます。
書類ミニ講座|引合い(Inquiry、見積依頼):買い手が売り手に出す書類で、「こういうものを、これくらい、いつまでにほしい」と書いて見積を頼みます。まだ注文ではなく、声をかけただけの段階です。それでも、はっきり聞けば相手の見積は正確になります。聞き方があいまいだと返ってくる見積もあいまいになり、そのあと何往復もすることになります。

通りかかった阿哲がちらっと見ました。「新しいチェーンメーカーを探してるの? 宏泰は知ってる?」
「バックアップを一社増やすだけ。」と阿美。「張さんには私から話すから。」
口にしなかったことがあります。ノートのあの感嘆符は、見れば見るほど落ち着かないのでした。
以前 vs Patisco なら
| 以前 | Patisco なら | |
|---|---|---|
| 名刺 | 一枚ずつ Excel に打ち込む | 相手を招待し、相手が自分で入力した名刺を見る |
| 相手の製品データ | PDF、Excel、写真と形式がばらばら | 相手が共有したカタログで、どこも同じ形 |
| 比較 | 五社分を一つの表に打ち直す | 相手の今の価格と在庫をそのまま見る(相手の設定による) |
| 引合い | メールを書き、返事を待ち、また整理する | カートから直接見積依頼を作成し、やり取りは書類に残る |
社長へのひとこと:バックアップのサプライヤーは、問題が起きてから探すものではありません。ふだんからつながっておけば、本当に必要なときに開いて比べられます。
