貿易の瞬間 #8|メールボックスに届く注文

貿易の瞬間 #8|メールボックスに届く注文
本シリーズは Patisco のデモアカウント「鼎立」を使っています。掲載している画面とデータはすべてシステム上で実際に操作して生まれたもので、買い手とサプライヤーのやり取りも含め、作り物の画面ではありません。人物と会話は演出で、イラストはイメージです。画面はシステムの中国語表示のものですが、Patisco は日本語でもご利用いただけます。

物語の時間:展示会が終わって最初の火曜日、午前 10:00

63 通

Marta への見積もりを送り終えた阿哲(アージャー)は、メールボックスに戻ってきました。未読 63 通。

展示会で名刺を置いていったお客さんたちから、ぽつりぽつりとメールが届き始めたのです。Excel 付きの人もいれば、PDF 付きの人もいます。ある一通の添付は、手書きの注文書をスマホで撮った写真でした。少し傾いていて、机の上のコーヒーカップまで写っています。

東京のサイクルワークス東雲の佐藤店長から届いたメールは、件名がたった二文字。「注文」。本文は丁寧な日本語で 3 行、添付は PDF の注文書が 1 枚です。佐藤店長はどんなシステムも使っていません。あるのは古いプリンターが 1 台と、15 年使い続けている Excel のひな形です。

以前のやり方

以前なら、この 63 通は阿哲ひとりの仕事でした。

1 通ずつ読んで、添付の品目を 1 行ずつ鼎立の Excel に打ち込み、PI を作って返信する。品番を 1 つ打ち間違えても、気づくのは出荷の日です。

もっと厄介なのは、これらのメールが阿哲のメールボックスの中にしかないことでした。東京の店からハブの注文がいくつ来たのか、阿美(アーメイ)が知りたければ阿哲に聞く。展示会のあと注文がどれくらい来たのか、林社長が知りたくても阿哲に聞く。阿哲が休めば、メールはそこに置かれたまま、誰の目にも触れません。

Patisco でのやり方

まずメールボックスをつなぐ

阿哲は〔マイメールボックス〕で、自分の会社のメールボックスを接続しました。これ以降、やり取りするメールは Patisco の〔Email 受信トレイ〕に入ってきます。

Email 受信トレイ
メールは Patisco に入ると、まず 2 つに分かれます。知っている差出人は振り分け待ち、初めての差出人は確認待ちへ。

受信トレイは 2 つに分かれています。

メールをディスカッションに入れれば、同僚からも見えるようになります。阿美が東京のハブの件を調べるのに、もう阿哲に聞く必要はありません。

佐藤店長の PDF:AI に原文のまま書き写してもらう

佐藤店長は Patisco のアカウントを持っていません。その注文は、PDF が 1 枚あるだけです。

そこで阿哲は、そのメールで〔新しい書類です〕を押しました。AI が添付を読み取り、原文のまま「コピー」として書き起こします。相手の書類をもとにこちらで控えを作るこの仕組みが、代理作成コピーです。品目、数量、単価は書かれたとおり。日本語の品名も翻訳せず、そのまま写します。阿哲が目を通して確認して、はじめてコピーが実際に作成されます。

代理作成コピー
お客さんから届いた PDF を、AI が原文のままコピーに書き起こします。原文がすぐ横にあるので、間違いはひと目でわかります。

このコピーの書類番号の横には「代理作成(メール)」の表示があります。品目ごとに「原文」の欄が 1 つ増え、上部からは佐藤店長が送ってきた元の添付ファイルを開けます。相手がどう書いてきたか、システムはそのとおりに記録します。

「写し間違えたりしないの?」と阿美が聞きました。

「するよ。だから目を通してから確認を押すんだ」と阿哲。「それに原文がすぐ横にあるから、間違ってたらひと目でわかる。本当に間違ってたら、無効にして写し直せばいいし」

代理作成コピーは修正できません。記録しているのは「相手が何を送ってきたか」であって、「こちらがどう直したいか」ではないからです。佐藤店長に返す PI は、やはり阿哲が自分で作ります。

返信も同じスレッドで

阿哲は同じスレッドで〔Email で返信〕を押し、日本語で 2 行書きました。受け取りました、PI は明日お送りします、と。

文字を打ってそのまま Enter を押したものは、同僚向けの社内メッセージにすぎません。〔Email で返信〕で送ったものだけが、佐藤店長に届きます。この 2 種類のメッセージが同じスレッドに並ぶので、誰が何を、誰に向けて言ったのかが一目瞭然です。

同じスレッドに並ぶ社内メッセージと Email 返信
社内メッセージは同僚向け。〔Email で返信〕で送ったものだけがお客さんに届きます。どちらも同じスレッドに残ります。

以前 vs Patisco

以前Patisco なら
メールの置き場所阿哲のメールボックスディスカッションに入れれば同僚全員に見える
お客さんから届いた注文1 行ずつ Excel に打ち込むAI が原文のままコピーに書き起こし、人が確認
打ち間違いに気づくのは出荷の日原文がすぐ横にあるので確認前に見える
阿哲が休んだらメールはそこで止まるディスカッションに入れたメールは引き継いだ人に見える
社長へのひとこと:お客さんは、あなたのためにシステムを変える必要はありません。これまでどおりメールや PDF を送ってくれれば、こちらでしっかり受け止められます。

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