本シリーズは Patisco のデモアカウント「鼎立」を使っています。掲載している画面とデータはすべてシステム上で実際に操作して生まれたもので、買い手とサプライヤーのやり取りも含め、作り物の画面ではありません。人物と会話は演出で、イラストはイメージです。画面はシステムの中国語表示のものですが、Patisco は日本語でもご利用いただけます。
物語の時間:木曜、台中・烏日、午前 9:30
48箱
宏泰チェーンの倉庫は冷えます。阿美(アーメイ)は上着を1枚多く着てきました。張さんが、熱い竜眼とナツメのお茶(台湾で滋養によいとされる定番です)を持ってきてくれました。「妊婦さんはこれを飲みなさい」
パレットの上には段ボール箱がきれいに積まれています。阿美は3箱開け、チェーンを10本抜き取りました。外観、新しいめっきの色、クイックリンク、1箱あたりの数量、外箱のケースマーク。どれも問題なし。
次に箱数を数えます。1回目、47箱。眉をひそめて、もう1回。48箱。
「48よ」と張さん。「最後の1箱は後ろの列にあるから」
阿美はノートに「48」と書き、その横に小さくチェックを付けました。
以前のやり方
以前、検品写真はこんなふうに旅をしていました。
阿美がスマホで20数枚撮り、LINE で阿哲(アージャー)に送ります。事務所の阿哲は写真をパソコンに保存し、8枚を選んで、Jonas 宛てのメールに添付します。Jonas の品質管理担当が見て、こう返信してきます。「Can you show the close-up of the quick link?」(クイックリンクのアップを見せてもらえますか)。阿哲が LINE で阿美に伝える頃には、阿美はもう宏泰を出ています。
写真は最終的に3か所に散らばります。阿美のスマホ、阿哲のパソコン、Jonas のメールボックス。3か月後に顧客から「このロットのチェーンに問題がある」と言われて検品写真を探すときは、3人がそれぞれ別の場所を探すことになります。
Patisco でのやり方
グループに送れば、その書類に入る
宏泰のグループにはもう記録係がいて、PI-0411 に紐づいています。阿美は現場で、いつもどおりスマホの LINE から宏泰のグループに写真を送ります。
写真は PI-0411 のディスカッションに同期され、阿美が送ったものだと表示されます。事務所の阿哲が PI-0411 を開けば、20数枚の検品写真が見られ、どれも〔拡大表示〕できます。

阿哲はディスカッションに社内向けのメッセージを打ちました。「クイックリンクのアップ、あと2枚撮れる? Jonas の品質管理担当が絶対聞いてくるから」。〔LINE グループに送る〕を押すと、宏泰の倉庫にいる阿美にすぐ届きます。
3分後、クイックリンクのアップが入ってきました。
顧客へのメールも、同じスレッドに
阿哲は写真を選び、同じディスカッションで〔Email で返信〕を押して Jonas に送りました。写真とひとことを添えて。「Inspection done today. 48 cartons, new plating, quick links checked.」(本日検品完了。48箱、新しいめっき、クイックリンクも確認済み)
Jonas の返信も同じスレッドに戻ってきます。検品写真も、顧客の確認も、サプライヤーのグループでの会話も、すべて PI-0411 の下にまとまります。

Jonas は「いいね」を1つ返したあと、もうひとこと聞いてきました。
「Can you ship directly from the chain factory? It saves a few days.」(チェーン工場から直接出荷できますか? 数日短縮できます)
写真だけでは足りない
会社に戻った阿美は、ノートの「48」もディスカッションに書き込みました。
「なんで書くの? 写真を見ればわかるのに」と阿哲。
「2回数えたの。1回目は47だった」と阿美。「書いておけば、あとで誰かに聞かれたとき、あの時どう数えたかわかるでしょ」
以前 vs Patisco
| 以前 | Patisco なら | |
|---|---|---|
| 写真の送り方 | LINE で営業へ → パソコンに保存 → メールで顧客へ | グループに送れば、その書類のディスカッションに入る |
| 顧客から追加撮影の依頼 | 営業が伝える頃には、検品担当はもう現場にいない | ディスカッションから〔LINE グループに送る〕で、現場にすぐ届く |
| 写真の行き先 | 3人、3か所 | PI-0411 の同じスレッド |
| 3か月後に探すとき | それぞれが別々に探す | その書類を開く |
社長へのひとこと:検品写真は、問題が起きたときの証拠です。証拠は会社に置くものであって、誰かのスマホに置くものではありません。
