貿易の瞬間 #21|新人の最初の1週間

貿易の瞬間 #21|新人の最初の1週間
本シリーズは Patisco のデモアカウント「鼎立」を使っています。掲載している画面とデータはすべてシステム上で実際に操作して生まれたもので、買い手とサプライヤーのやり取りも含め、作り物の画面ではありません。人物と会話は演出で、イラストはイメージです。画面はシステムの中国語表示のものですが、Patisco は日本語でもご利用いただけます。

物語の時間:阿美の休暇が始まって最初の月曜、午前 9:00

初日

小宇(シャオユー)は除隊したばかり。スマホはお手のもの、タイピングも速い。「貿易」についての知識は、大学の必修科目3単位分です。

阿哲(アージャー)が出した最初の課題はこうでした。「まず共有フォルダをひととおり見て、うちの書類に慣れて」

10分後、小宇が振り向きました。複雑な表情です。

「哲さん、『PI_最新_本当に最新_今度こそ本物』と『PI_最新_本当に最新_今度こそ本物(1)』、どっちが本物ですか?」

阿哲は少し黙りました。「……どっちも違う」

以前のやり方

以前の新人の最初の1か月は、こんな感じでした。

共有フォルダを見ても、わからない。先輩に聞こうにも、先輩は忙しい。やっと1枚理解できたと思ったら、去年の版だった。この取引がなぜこういう話になったのか、顧客がなぜこの価格を求めるのか、サプライヤーがなぜ納期を延ばしたのか。そうしたことは先輩の手が空くのを待って、少しずつ教わるしかありません。

阿哲自身もそうでした。鼎立と Velostrada の間の「暗黙の了解」を飲み込むのに、3か月かかりました。

Patisco でのやり方

まずアカウントを渡す

管理者が〔アカウント・権限管理〕で社員を追加します。氏名、Email、部門、役職、言語、パスワードを入れて、〔権限種類〕を1つ選びます。鼎立はあらかじめ「購買アシスタント」という権限種類を作り、使えるモジュールを1つずつ設定してありました。

社員を追加する画面。氏名、Email、部門、役職、〔権限種類〕などの欄
新人のアカウント。権限種類を選べば、どの機能を使えるかが決まります。
システムから招待メールは送られません。アカウントとパスワードは管理者が新人に直接手渡します。

1枚の書類から読み始める

阿哲はもう、フォルダを見ろとは言いません。「PI-0411 を開いて、最初から最後まで読んで」

小宇はその書類を開きました。

午前中だけで、小宇はこの取引を展示会から出荷まで読み通しました。

PI-0411 の〈変更履歴〉とディスカッション
1枚の書類から読み始めます。各版で何が変わり、なぜ変わったのかが、ここにあります。

「哲さん」と小宇が顔を上げます。「Jonas って、手ごわいですよね?」

「なんでわかった?」

「単価を変えても、何も言わないんですもん」

わからないところは AI に聞く

それでも小宇にはわからないところがありました。FOB って何? 追加料金って何? なんでサンプルの送料は別なの?

小宇は PI-0411 で〔AI に聞く〕を押して、そのまま質問しました。「FOB ってどういう意味? この書類の追加料金って何?」 AI は FOB をわかりやすい言葉で説明し、この書類については、現在追加料金は1件も計上されていないと答えました。

〔AI に聞く〕で取引条件を質問した画面
わからない用語は、書類の画面から直接 AI に聞けます。
AI アシスタントを使うには、会社が先に自社の AI キーを設定しておく必要があります。AI が見られるのは、そのアカウントに権限のあるデータだけです。説明や整理はしますが、データを書き込むときは先に提案を示し、確認を押してはじめて実行されます。

金曜の午後、林社長が小宇に聞きました。「最初の1週間はどうだった?」

小宇は少し考えました。「思ったより良かったです。まずファイルの探し方を覚えるのかと思ってたら、書類の読み方を先に覚えました」

以前 vs Patisco

以前Patisco なら
新人は何を見るか共有フォルダと、たくさんの版1枚の書類から。品目、履歴、ディスカッションが揃っている
この取引はなぜこうなったのか先輩の手が空くのを待つ変更履歴とスレッドを見ればわかる
わからない用語先輩に聞くか、自分で調べる書類の画面で〔AI に聞く〕
慣れるまでの期間先輩いわく「だいたい3か月」最初の1週間で1件の取引を読み通す
社長へのひとこと:人手不足の時代、ただ人を増やし続けることだけが答えではありません。ただし、新しく入った人には早く慣れてもらう必要があります。覚えるべきはファイルの探し方ではなく、商売の読み方です。

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